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■ 借金地獄からの生還

第2章−借金地獄

蝉が啼いている、焼けたアスファルトの上を蟻達が忙しそうに動いている、今年の夏の照り付ける陽射しは情けという言葉を知らない。
一人暮らしを始めてから1年が経とうとしていた、この街にも漸く慣れたが、借金の方は依然として増えている。
支払日を遅れた事は1度も無かったが、かえってそれが債務超過者の借金を膨らます結果に数学的計算上はなっている。
だがそんな状況が一変した。
今まで信販会社や消費者金融から、借りたり返したり、出したり入れたりを繰り返し、何とか凌いできていたのだが、ここにきて新しい借入が全く出来なくなってしまった。
今日も朝から、消費者金融へ融資の申し込みをしに行ったが、3件中3件とも断られた。
ここ半年の間、親や友人や会社の仲間等にまで頭を下げたり、嘘をついたりして返せる当ての無い借金を繰り返してきた、今更もう一度頭を下げて頼んだところで、誰一人として信用もしてくれなければ、話すら聞いてくれない、もう誰にも相手にしてもらえない自分がいた。
そして何処からも借りる事が出来なくなり、自転車操業すら不可能になった私を待ち受けていたものは、膨大な量の督促状と取り立ての嵐だった。
多い時で一日に10件以上の取立て電話がある。
ある朝、午前8時頃に携帯電話が鳴った、通勤電車の中である。
私は車内の迷惑そうな視線を気にしながら電話に出ると、聞き覚えの無い、低く野太い男の声で『○○さんですか?』。
私が『はい』と答えた次の瞬間、周りにいる全員の人間に聞こえる様な物凄い剣幕で怒鳴り始めた。
その電話の終始『すいません』と『必ず払います』しか言えない私を見れば、周囲の誰もが早朝からの借金の取立て電話という事は、容易に想像できたであろう、その証拠に、私を見る冷ややかな目と押し殺した様な笑い声が、暫くの間車内に続いていた。
取立ての電話は、日中の職場にも及んだ。
決定的だったのは、会社で定期的に行われる会議の席での話しだ。
静まり返った張り詰めた空気の中、会社の社長を始めとする重役達が、次々と今後の方針や過去の反省課題等について話を述べている中、それは起こった。
会議中は余程の急用では無い限り、外部からの電話や連絡は受けない事になっているのだが、受付事務の女性が困った顔をして会議室に入って来たのである。
皆一様に余程の大事件かと思い、周囲を見回している。
私も好奇心半分でその女性の行く先を見ていると、どうやら私の近くに座っている人間らしく、こちらに向かって来ている。

そして私の前で止まり、『急ぎのお電話が入っています』と私を見ている。
一瞬目の前が白くなり色々な事を想像した、と言うのもこの会議中に入ってくる緊急の連絡は、大きな事故や親しい人間の訃報が、過去殆んどだったからである。
血相を変え電話口に出た私の耳に飛び込んできたのは、聞き覚えのある金融業者の声だった、しかも今日だけで会社に掛けてきた電話は4回目にもなる。
今回の電話も相当な事を言って、会議中の私を呼び出した事は明確である。
しかも、このような勤務先への電話は最近日を増すごとに頻繁になり、数業者から各数回の取立て電話を数えると、一日10件を越える日もある。
私の借金事情は、会社の上層部にまで知れ渡り、周囲の社員への悪影響と自己管理不足を理由に当月末日をもって一身上の都合により自主退職となった。
途方に暮れるとは正にこう言う事なのだろう、明日から収入も無く仕事も無く、有るのは僅かばかりの退職金と失業保険、そして果てし無く永い自由な時間と返せる当ての無い借金だけが残った。
そんな状況の中、取立ての手は容赦する事無く次々と襲い掛かって来た。
会社を事実上解雇された事を知った金融業者達は、今度は頻繁に私の自宅に取り立てに来る様になった。
朝も昼も夜も、何時取り立てに来るか分からぬ恐怖に怯えながら、カーテンを閉め切り、玄関扉の覗き穴に部屋の明かりが漏れない様にガムテープを貼り、テレビの音量も最小限に抑え、居留守を続けていた。
唯一の外出は、真夜中に恐る恐る出掛ける近所のコンビニエンスストアーだった。
透明なプラスチックの蓋が変形する程に暖められた弁当、陳列棚の奥に僅かに残っているおにぎりと、インスタントラーメン、そしてお茶を数本、これが一日分の食事であり、唯一の楽しみになっていた。
ある日、毎日の様に送られてくる督促状の中に、風変わりな茶封筒を見つけた。
裏面の差出人を見ると、何処かで聞いた事のある名前だったので急いで封を空け、内容を確認してみるとそれは、今私の住んでいる部屋の大家の代理人からの『退去勧告通知』だった。

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